2019年1月3日木曜日

Lenovo X270 M.2 SSD への換装、256GBから500GBへ (2018年1月現在)

2017年に購入したX270。当初、予算もなく、中程度の仕様で注文し、スペックはほどほどのため、ディスクサイズが256GBとHDDではないものの、サイズが中途半端な状態で1年と少し使いましたが、そろそろディスクサイズの圧迫感が出てきて、苦しい状況になってきたので256GBからSamsung 970 EVO 500GB NVMe M.2に差し替えることに。

自分が購入したモデルは、購入時オプションが256GB SSDで、HDDスロット自体は存在しますが、実際に組み込まれていたのは同じくSamsungの256GB M.2 タイプ、長さ80mmの2280でサイズも問題なし。
2.5インチHDDのスペースに、M.2用のアダプタが組み込まれ、M.2タイプのSSDが差せるようになっています。(逆に通常のSATAのHDD換装は不可、ケーブルタイプが違うため)

X270でも購入時にHDDオプションで購入されている場合、M.2のSSDは組み込めない可能性があるので、モノを購入する前に、一度ばらして中身のインターフェイスがどうなっているか確認することをお勧めします。
(HDDモデルの場合、オプションのM.2組み込みアダプタケース及びケーブルがないと、マザーボードにつながりません)

HDDモデルで、あとからM.2に変更の場合、以下の交換アダプタも販売されていますが、使えるかどうか、購入する前によく確認を行ったほうがよいでしょう(こちらは責任とれませんので自己責任でお願いします)
https://www.lenovo.com/jp/ja/accessories-and-monitors/memory-and-storage/storage/MECH-BO-TP-X270-M-2-Tray/p/4XF0Q58851

なお、いろいろな方がいろいろなブログ等で互換性の問題を記載していますが、x270の古いBIOSは大容量M.2ドライブを認識しない問題があるようです。
(1.14以前のBIOSの場合、アップグレードしてから作業したほうがよさそうです)
https://forums.lenovo.com/t5/ThinkPad-X-Series-Laptops/X270-Bios-Update-v1-11-Broke-my-M-2-SSD-WWAN-slot-HardDrive/td-p/3647939

なお、素朴な疑問として、いまのデータをどうやって新しいSSDに移行するか?という疑問があるかもしれませんが、自分はUbuntu Desktopのインストーラを使用し、DDコマンドを使用して、旧ディスクから新ディスクにOSおよびデータを移行しました。

Ubuntuのインストーラは、評価目的でデスクトップを立ち上げることができるので、特にディスクにUbuntuをインストールする必要はなく、お試し利用でUSBで起動し、ターミナル画面でDDコマンドを実施することができます。

もうひとつ、M.2 SSDからM.2 SSDにどうやってデータコピーするか。
マザーボードにつながるスロットはひとつなので、今回は少し出費ありましたが、USB M.2アダプタを用意しました。

ヨドバシで買いました。(リンク)およそ8000円の出費。高くつく。
もし余っている外付けHDDがある人なら、いちど内蔵SSDから外付けHDDにクローン作製。その後、新規のSSDに換装後、HDDからクローン作成で戻すという手もあるかと思いますが、時間と手間がもったいないため、上記のM.2ケースにSSDを突っ込んで、旧SSDから新規SSDに直接クローン作製しました。

DDコマンドのやり方はこちらのリンクを参考にさせていただきました。
https://qiita.com/c18t/items/e9d7a2e35197f47492bf

256GB程度でUSB3.xの接続だと、1時間もかからないうちにコピーが終了しました。
コピー完了後、旧256GB SSDを外し、新しい500GB SSDに載せ替えましたが、何の問題もなく普通に起動しました。

なお、環境によっては、ディスク暗号化等、セキュリティー対策している場合、コピーができないなど、問題があるようです。
ディスククローン作製時は、パスワード保護や指紋保護はかけない状態に戻しましょう。

以上、とても簡単な説明になりましたが備忘録でした。
なお、旧Thinkpad x200等は、HDD換装は裏蓋開けずに済んだの非常に楽でしたが、X270は裏蓋を全部開けないと換装できないことと、あと内蔵バッテリーが搭載されているため、換装する前にバッテリー電源をBIOSでオフにしておく必要があります。

詳細はこちら
モデルがx270ではありませんが、BIOSで内蔵バッテリー電源供給を止める手順は同じです。
なお、BIOSで止めても、いちど電源SWをオンにしてしまうと、また供給が始まってしまいます。
BIOSで電源止める作業は裏蓋を開ける直前に実施しましょう。

以上、ご参考になれば。










Macbook Pro 2012 Mid、HDDからSSDへの換装

6年使ったMacbook Pro、買い替えにはおかねもかかるので、攻めてパフォーマンスを上げるため、HDDをSamsung EVO 860 1TBに乗り換えることに。

今回はその備忘録。

1)Disk Utilityを使ったらDisk Copy
  以前、HDD>HDDの乗せ換えのとき、DiskUtilityを使ってDISK丸ごとコピーでうまくってたので、まずこの方法を試す。
  Sumsung SSDを標準のジャーナルでフォーマット、DiskCopyするも、コピーしたあとにSSDから起動すると、グレー画面に?マークが出て起動できず。
  どうも起動セクターの情報がSSDとHDDでは違う模様。2回ためすもNG。この方法はあきらめる。
  ちなみにMACのCommunity でこの手法の検索をすると、お勧めしないと書いてある。おすすめの方法はいちどTimemachine Back Upをとって、新規にOSインストールして、Migration Assistant (移行アシスタント)で戻すのが推奨だそう。次の方法を考える。

2)うちにUbuntuのファイルサーバがあるので、そちらにバックアップすることに。
  UbuntuのTimemachine設定はこちらを参照。https://gist.github.com/gb-swatanabe/2983a3e8d21ae44534b1
  (結局この方法はうまくいかなかったがとりあえず記載します)
  その後、SSDはMAC OS UtilityのOSリカバリツール(起動時にCommand + R押し、メニューReinstall MAC OS)でまっさらなOSをインストール、古いLion (10.7)がインストールされてしまうので、10.8 Moutain Lion そのごMojave にアップグレードする。(10.7からMojaveには直接アップグレードできないため)
その後、古いディスクに換装しなおし、Timemachine Backupを作成(一晩かかった)
再度SSD(Mojaveインストール済)にもどし、Timemachine の復元メニューでUbuntu上のディスクを選択、バックアップそのものは認識するが、個人認証のところのメニューに進まない、何度やっても同じ。
結論、Ubutuサーバ上のバックアップは理由はわからないが復元は不可と判断。
  顛末:サーバの設定、Timemachine バックアップは失敗。

3)USB HDDでバックアップ
  仕方がないので、最後の手段、USB HDDを使うことに。
  余っているディスクがないか探すと、ちょうどむかしbackupにつかった1TBの予備のHDDあるので、それをバックアップに使うことに。
  再度古い起動HDDに換装しなおし、バックアップ用のUSB HDDをMACにつなぐ。でもなぜかWindowsの隠しボリュームが削除できない。しかたなくいちどWindowsのPCにつないで、不要なパーティションすべて削除する。

 再度MACにつなぐが、まずはフォーマットしないといけないので、Command +R のDisk Utilityを使い、MACのジャーナル形式でフォーマットしなおす。(後で割ったのですが、別に起動メニューでなくてもDisk UtilityがMACOSのメニューに標準で搭載されているの意で、そちらでフォーマットしても全く問題なし、こちらの知識不足です)
 その後、再起動、古いMACのHDDから起動する。
起動後、Timemachineバックアップで今度はバックアップ先をUSB HDDに変更し、バックアップを取る。(これも一晩かかった)

翌朝バックアップが完了したのを見越して、電源オフ、クリーンなMojave OSをインストール済みのSSDに載せ替え、クリーンなOSで起動。
起動後、Migration Assistant (移行ツールを起動)し、メニューを進める。バックアップを取ったUSB HDDも無事認識してくれたので、そのディスクを選んで先に進む。
どのファイルを復元するか選べるのですべてを選択。
アカウントの認証を求められるので旧ディスクのアカウント名、ログインパスワードを入力。
今度は新しくOSインストールしたSSDのアカウント、パスワードを求められるので、そちらも入力。
次へですすむとファイルの復元が始まる。

ここまでくるのに約1週間。かなり無駄な仕事した感じもあるけど、結論はUSBの外付けディスクをつかった方法が確実な模様。(MAC Communityでそういうコメントが多い。)

<結論>
データの移行はMigration Assiuatant (移行ツール)を使ったほうが無難です。また非正規のTime Machineサーバはやはりお勧めしません。バックアップできても戻せない可能性がありますので。


<追記>
何度もOSのインストールするときは、毎回InternetダウンロードのOSインストール方法を選ぶと、時間もリソースも無駄になるので、USBメモリーを1本用意して、それを起動(OSインストールマスター)として使うのが無難です。
市販のUSBメモリー、速度を考慮すれば、USB3.0または3.1対応のUSBメモリーであればそれほど時間的ストレスはありません。
MojaveのOSのUSB起動ディスクの作成方法は以下に詳細の方法の記載があります。
USBメモリーサイズは8GBでも可能ですが、将来、サイズが増えることも考慮し、16GB以上をお勧めします。
(MacOS Mojave 10.14であれば8GBのUSBメモリーでも収まります)

<USBインストールディスクの作成方法>
https://support.apple.com/ja-jp/HT201372

以上、備忘録でした。