2013年9月27日金曜日

Thinkpad X200のHDDがクラッシュ、復活させるまで。

2008年に購入した Lenovo X200のHDD,しばらくお休みさせて電源入れたら、起動中に固まり、ログイン画面に進まない。
何度か繰り返すと、今度は修復するかとWindowsが起動時に聞いてくる。
試しに修復するを選んでも、数十秒先でエラーで泊まって先に進まず、ログイン画面まで辿りつけない。

これはDiskに不良セクターでもできたかと、以前焼いてあった修復用のCDを入れて起動、Bootの後、はじめの1分くらいは起動画面が進むがレノボレスキュー&リカバリーのメニューに行き着く途中で固まってやはり先に進まない。
仕方ないのでDiskを外して別のデスクトップに接続、アクロニスでHDDのクローンが作れるかやってみたが、ディスク読み込み中に多数のエラー発生、開いたHDDにもミラーも作れない。
もはや、chkdskでなおせるような状況でない模様。
考えてみたらレスキュー&リカバリーでリモートHDDにバックアップがあったのを思い出した。
しかし同じHDDにはもう戻せないので新しいディスクをを買うことに。
いろいろ悩んだ挙句、とりあえずオンラインで新しいWD 1TB、2.5inch HDDを発注する。7000円強なのでまぁ容量の割にはそれほど高くもない。

数日後、ディスクが届いたので、まずクリーンインストーすることに。というのも、R&Rの修復ディスクで戻せるかと思ったが、バックアップ先がネットの共有だったので、リカバリディスクからドライブマップできず、仕方なく、まずクリーンインストールしてそこから始めることに。
工場出荷位に戻すディスクを探すのに手間がかかったが最終的に見つかり、なんとかクリーニンストールもできた。

バックアップ履歴を見ると、直近のバックアップはなかったが、まぁゼロから始めるよりはいいのでためしてみるが、これも2%進んだところで先に進まない。どうやらバックアップしたファイルがコラプトしている模様。R&Rのバックアップもあてにならない。

そこからファイルリカバリが出来ないか、あらためてレスキュー&リカバリで試すが、これもエラー終了。なんで?
試しにもっと古いバックアップから戻そうとしたら、そのバックアップファイルは古いバージョンのR&Rで作成したので読めないと怒られる。(R&Rはバックアップで作成したファイルには下位互換性ない模様。さすが中国企業ですな。)

いろいろ考え、成功したバックアップジョブをいくつか試すと、2年前のバックアップでなんとかリストアが最後まで行ってくれた。2年前?まぁ、ゼロからクリーニンストールすることに比べればアプリは入った状態なので多少は楽かと。
再起動するとWindowsログオンも表示され、無事リストアは終わった模様。

問題はここから。
使ったバックアップファイルが古すぎた。アプリも古いしWindows7SP1も入っていない。

泥沼にハマるのはここから。

しかたなくそこから先はマニュアルで追加のアプリのインストールをやることに。
まず、OSのアップデートが必要なのでWindows Updateを起動すると、エラーでファイルの問い合わせすらしない。
ネットで検索すると、似たような症状で悩んでいる人が多くいる模様。
自分の場合、サービスも上がってるし、特におかしなところは見当たらない。

マイクロソフトのFIXツールだの、なんだのいろいろやってもだめ。
SP1の入っていないWindows7 はMicrosoft Updateがそもそもできないんじゃないか?と疑うはめに。
試しにMSのサイトからダウンロードしたISO版のSP1をDVDに焼いて、SP1を手作業でインストールしようとすると、0x8000ffff のエラーでこれまた全く先に進む様子ない。
完全に泥沼にハマった。

いろいろネットで検索した結果、けろちゃんのブログを発見 (http://kerberos104.blog58.fc2.com/blog-entry-63.html)

ここでどうも IntelのRSTが悪さをしている可能性に気づく。(RST インテル® ラピッド・ストレージ・テクノロジー (インテル® RST)

レノボサイトでバージョン確認すると、今X200に入ってるドライバーがインテル版の最新だ、と出る。ためしにintel driver update utility でチェックしても、直近で最新バージョンが出ている様子はない。

ものは試しでドライバーファイルをc:\Windows\System32\Drivers から消して再起動してみると、なんとブルースクリーンで二度とログイン画面に戻れなくなった。
ふたたびレノボR&Rのファイルリカバリーメニューで元あった場所にファイルを戻し、再びWindowsを起動すると、なんとかログイン画面が出て事なきを得た。(無理なことはしないものです、さらなる泥沼にハマります。)

結局自分が試した方法はこれ。
1)デスクトップのコンピュータを右クリック。
2)管理画面に行く。
2)デバイスマネージャをクリック
3)IDE/ATAPIコントローラをクリック、工場出荷時に入っているIntelのAHCIコントローラが表示されるのでそこを右クリックし、プロパティを表示します。
4)ドライバータブを表示
5)ドライバーの更新をクリック。
6)自動で探すか聞いてくるの、自動ではなくコンピュータを参照して...を選ぶ。
7)ドライバーファイルのパスを指定する画面が出るが、パスは入力せず、下のほうにあるコンピュータ上のデバイスドライバー一覧から選択をクリック。

そうするとIntel純正のドライバーともう一つ、マイクロソフトが出していると思われる標準のStandard AHCI...ドライバがリストにあるのでMSのスタンダードの方を選ぶ。(Intelを選んではダメです。)
変更後、再起動を促されるのであとは画面の表示に従う。

なお、変更前は"Intel (R) ICH9M-E/M SATA AHCI Controller"が選ばれていましたが、変更後はStandard AHCI 1.0 Serial ATA Controller に。

再移動するとWDのHDDのデバイスが見つかったと自動的にハードウエアの登録が始まる。(Intelドライバーでも初回起動時の動作は同じでしたが...)

ものは試しにWindows Updateメニューを起動すると、相変わらず赤いボタンのままでしたが手作業で、更新プログラムの確認をクリックするとなんと問い合わせを時始めたではありませんか。


いやー、まさかAHCIのドライバーとWindows Updateにこんな相性の問題があるなんて思いもしませんでした。
その後は何事もなかったように普通にWindows Updateは機能するし、Windows7SP1も問題なくインストール出来ました。

Windows Updateがエラーで機能していない人たちはぜひお試しを。
ここまでくるのにおおよそ3日かかりましたが、最終的にまたThinkpad X200が生き返ってホッとしています。
データファイルはデスクトップにもコピーがあるのでアプリはコツコツ入れないと行けませんけどね。
Windowsっていうのはいまだに初心者泣かせなOSですよね。随分時間費やしました。

管理人